哀愁でいと

1番こだわりたい、大好きなお話です。地味なとこが大好きです。
夕焼けを眺めながらすぎゆく夏の感傷に浸る・・・
しかししんみりしたまま話が進むわけがナイ。
感傷に浸れるだけでなく、笑い泣きしちゃう面白さ。
泣き・笑い・泣き・笑いのオンパレード!
そして、私の想うところの、初期ラムちゃんの、最終話でもあるとみています。
うる星を大まかに何期かに分けるとすれば
ぜったいココが第1期の終わりですよね?
この次から学校に行き出したり、ランちゃんやテンちゃんや
濃いキャラがたくさん登場してきて、地球慣れしてきて…
それはそれで大好きなんですが
ラムちゃんのラムちゃんたる小生意気な不思議ポジションが薄れていく…
だからこの話は、いろんな意味で、ぼくらの夏に終わりを告げるのだ…。
センチな妖怪が、そのなんとも言えないやるせなさを代弁してくれるのでした。



★扉絵

ラムちゃんの色・夕焼けの色・海の色、濁らさないよう集中しまくりました。

この水着のデザインと貝殻のネックレス、すごく好きです。もちろん妖怪も^^
★1コマ目です。

部員の方々に捧げる、残暑見舞い仕立てにしてみました。

ちょうど漫画とそっくりな背景画像を見つけたんですよ〜。

手書きにもしたかったけど

あんまし似てるもんだからついそのまま使ってしまいました。

しっとりしたラムちゃんの表情やちっこいダーリンが大好きなコマです。
★ 2・3・4コマ目も全部ツボなんで、今度は4コマ仕立てにしてみました。

ラムの髪の色もパステル色で夕焼けとリンクさせて塗るのが楽しかったです。

4コマ目で神妙な表情でダーリンが考えているロマンとは…
★ コレです

あたるの迷セリフ、「あのしのぶの独特の体型」「サクラさんの男好きのする体」

この言い回しのエロチズムもなんともいえないのですなぁ。。
★ このコマもめっちゃ大好きなんですよ〜。描けてよかった。

”親父の海”を聴き入るあたるに笑顔で寄り添うバカップルぶりが。

でっかいレコードプレーヤーも味だし、チェリーもチキン食ってる〜

なんか力が抜けます〜。
★ これもちいさいコマの中にカオスがある気がします。

センチくんが花柄レースのハンカチでチーンしてるのもツボなんですが

1番描きたかったのはしのぶちゃんです。

サクラさんに引っ付いてる小ささとか足とかすごいカワイイと思う。

チェリーが指さす方のコマも大好きでいつか加えます。
★ 締めはやっぱしコレしかないですポロポロラムちゃん…。切ない〜!

はかない線香花火にすぎゆく夏の面影をみてしまった乙女の哀しみを

センチな妖怪はよくぞ引き出してくださいました。
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